POSシステムとバーコードの基本

こんにちは、吉井良平です。

 

マーチャンダイジングを、流れに沿ってずっとやってきていて、今回は「荷受け・検品」です・・・といいたいところなのですが、「荷受け・検品」と「ディスプレイ・販売」に関しては、次のストアオペレーションの章になります。

 

今回は、商品管理の基本となるPOSシステムと、バーコードについてです。

 

POSシステムとは?

 

POSとは、Point Of  Sales の頭文字です。

販売(Sales)の時点(Point)での情報ということで、POSシステムのことを「販売時点情報管理システム」ともいいます。

 

 

具体的には、レジでバーコードなどを読み取って販売情報を管理することをいいます。

コンビニやスーパーで買い物をすると、もうほとんどのお店がバーコードを「ピッ」とレジで読み込んでいますよね。

 

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POSレジが普及する前は、「何が何個売れたか」をきちんと管理するのは難しかったのです。

一日が終わって集計するとしても、忙しい時には帳面に付け忘れることもありますよね? 品種が多ければ多いほど、集計作業も大変になってきます。

 

これが、POSで読み取ることになれば、「販売した時点で何が何個売れたか」が、コンピューターにどんどん登録されていきますので、昔よりもレベルの高い販売管理が可能になりました。

 

バーコードとは?

 

ここで、POSレジで読み取るバーコードについても知っておきましょう。

 

バーコードは、バー(棒)になったコードのことです。

barcode

手元にあったお菓子のバーコード。ちょっと斜めでスミマセン!

 

JANコード

 

バーコードの下に書いてある番号のことを、JANコードといいます。(じゃんこーど)

Japanese Article Number の頭文字で、直訳すると「日本商品番号」ですかね。

 

上のバーになった部分は、このJANコードを棒の太さによって表したものです。バーコードを読み取ることで、JANコードを読み取っているのです。(頭がこんがらがります?)

 

このJANコードには決まりがあって、

・全体の桁(けた)数: 標準は13桁、短縮は8

・先頭の2桁は国番号: 45 もしくは 49 (45と49が日本の国番号です)

・先頭の7桁もしくは9桁はメーカー番号

となっています。

先ほどの写真のバーコードで見てみると、

 

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となります。

 

販売士3級の試験でも、ひっかけ問題で桁数の問題が出たことがあったので、「標準13桁、短縮8桁」「メーカーコードは7桁か9桁」と覚えておいてくださいね。

 

ちなみに、メーカーコードが7桁と9桁があるのは、メーカーによって商品点数の差があるからです。

数万種類の商品があるメーカーは7桁で、そんなに商品の種類がないメーカーは、自由に使える桁数が少なくても良いので9桁のメーカーコードです。

 

このJANコードは、財団法人流通システム開発センターが管理していて、メーカーは3年ごとにメーカーコードの更新が必要です。

これもひっかけ問題で、「経済産業省が管理する・・・」とか、「5年ごとに・・・」とかの問題が出たことがあったので、「財団法人で3年」と覚えておいてください!

 

ITF-14というバーコードもある

 

お店で売る場合には、1個1個ですが、物流で運んでくる段階では、例えば12個単位とか、60個単位とか、もっと大きな単位でダンボールに入って運ばれています。(これを集合包装といいます)

集合包装用には、ITF-14 という、14桁のバーコードもありますので、念のため覚えておいてください。

 

POSシステムの仕組み

 

POSシステムの話に戻って、レジでバーコードを読み取りますね。

バーコードを読み取ったら、コンピューターが商品マスターから、商品の価格を探し出してきます。

商品マスターは、かんたんに言ってしまうと、商品のリストがデータ化したものです。

 

ちょっと分かりにくいかもしれないので、先ほどの写真のJANコードを例にとると・・・

 

・商品の袋を持って、レジに行きますね。

・レジで、袋に印刷してあるバーコードを読み取ります。

・バーコードから、レジがJANコードを読み取り、”4901588114010″と認識します。

・読み取ったJANコードを、商品マスターの中から探し出してきます。これは「ごまスティック 108円だな」と、レジが認識します。

・「ごまスティック 1個を販売した」という処理をレジが行なって、レシートを出す処理と同時に、販売実績にもカウントされます。

 

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商品マスター あくまでイメージです。ごまスティックはおいしい。

 

JANコードから、単価を探し出してくるシステムのことを、PLUシステムといいます。

Price Look Up の頭文字で、直訳するとそのままで、”価格を探す”です。

3文字の英語略字がいっぱい出てきますが、めげないで下さいね!

 

データの活用

 

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レジで登録されたデータは、お店のサーバーに自動的に登録されます。

ちょっと難しい言葉ですが、POSレジのことを、POSターミナルともいいます。ターミナルは、端末という意味です。

お店にあるサーバーを、ストアコントローラーといいます。

 

こうして販売時点でデータが蓄積されていって、それがすぐに販売実績の把握につながって、売れ筋商品の確認、最低在庫量を下回った商品への発注、などに活用されていきます。

POSシステムがあると、いろんな仕事が早くなるということですね。

 

POSシステムのメリット

 

先ほども出てきましたが、POSレジを使うことでいろんなメリットがあります。

 

実際の作業面(ハード面)では、レジの間違いが減ります。金額の入力間違いがないので、レジ作業をアルバイトなど、経験が少ない人にも任せることができるようになります。

また、レジ作業も早くなるので、お客さんのレジ待ち時間も減っています。

 

ソフト面では、リアルタイムで販売実績を把握できる、単品ごとの売上・在庫管理が可能になる(単品管理)などです。

販売実績を細かく知ることができるようになれば、先ほどあげたように発注作業も素早く行なわれます。(商品によっては、コンピューターが自動発注もする)

細かく販売を分析して、売れ筋商品の在庫を増やしたり、死に筋商品の在庫を見切ったりの判断も早くなります。

 

デメリットはテキストではあげられていませんが、初期投資がかかるということでしょうか。

レジとパソコン、回線等々を準備すると、100万円以上の投資になりますので、投資に見合うように活用しないといけませんね。

あとは、商品マスターが間違っていたら、すべてが間違ってしまうので、最初は商品マスターの登録に、小さなお店だと戸惑うことも多いと思います。

(実際に、私もメーカーの社員として小売店のPOSレジ導入に立ち会いましたが、最初は社長の顔に?マークが出ていました・・・)

 

まとめ

 

・販売時点で情報を管理するシステムを、POSシステムといいます。

・JANコードは、標準13桁で、短縮8桁です。

・JANコードの先頭2桁は国コードで、日本は45か49です。

・JANコードの先頭7桁か9桁がメーカーコードで、メーカーコードは3年ごとに更新する必要があります。

・集合包装には、ITF-14というバーコードがあります。

・JANコードから、商品マスターの中の単価を探し出してくる仕組みのことを、PLU方式といいます。

・レジのことをPOSターミナルともいい、サーバーのことをストアコントローラーともいいます。

・POSレジを使うことで、レジ作業がかんたんになります。

・POSレジを使うことで、販売実績をより細かく、早く把握できるようになり、商品ごとの販売実績の分析や、素早い発注につなげることができます。

 

ということで、今回はPOSシステムとバーコードに関してでした。

次回は、在庫の管理方法で、マーチャンダイジングの章は終了です!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

昭和48年広島県生まれ。現在も広島に住んでいます。 趣味は音楽鑑賞(邦楽、洋楽問わず、クラシック、童謡も)、マンガです。エクセルを効率的に使う方法を紹介して、あなたのお役に立ちたいと思っています。