多店舗展開のいろいろ チェーン方式の違いを知ろう!

こんにちは、吉井良平です。

 

第5回の講座で、小売業にはいろんな種類があることをみましたが、今回はその中の「同じお店が一つしかないか、たくさんあるか」に関してです。

 

お店が一つしかない場合は特に考えることはないので、同じ名前のお店がたくさんある場合の、そのやり方を見ていきます。

 

多店舗展開のメリット

 

一つの店名で、たくさんのお店があることを、多店舗展開(たてんぽてんかい)といいます。

では、たくさんのお店があることのメリットはなんでしょう?

 

まず一つは、規模のメリットがあります。

 

例えば、一つの商品(なんでも良いので、頭に思いうかべてください)を、一つのお店が10個ずつ、卸売店に注文したとします。

これに卸売店が対応する場合、一つ一つのお店から10個ずつ注文を受けて対応することになります。

 

もし、10個ずつ注文しているお店が5店集まって、卸売店に発注すると、一回の注文単位は50になります。

お店の方もたくさん発注するということで、値引きの交渉もしやすいですし、卸売店の方もたくさん買ってもらえるので、値引きがしやすいですよね。

(これを バイイングパワー といいます。買う力です。)

 

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この規模のメリットは、商品の仕入れだけではなくて、一つのマニュアルを全部のお店で使えたり、お店の設備を入れるのも共同して仕入れができたり、いろんなコストの削減ができます。

 

あと、たくさんのお客さんと接することが出来るので、販売に関する情報がたくさん手に入ります。

「Aというお店で、Bという商品がこんな風に売れたよ」という情報を参考にして、C店もD店もE店も、同じような販売方法をとることができるようになります。

 

また、商品を買う側にとっても、初めてのお店でモノを買うよりは、見慣れた名前のお店でモノを買う方が安心できますよね。

 

多店舗展開 = チェーン展開 の方法

 

多店舗展開をすることを、チェーン展開ともいいます。

チェーンとは鎖(くさり)の意味で、つながっていることを表しています。

このチェーンにも、3種類あるのです。

① ボランタリーチェーン

② フランチャイズチェーン

③ レギュラーチェーン

ボランタリーチェーン

 

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ボランタリーチェーンとは、独立したお店が集まって、ゆるやかに共同するチェーンです。

ボランタリーは、ボランティアと同じ言葉で、自主的に ということです。

お店が独立しているので独自性があるというメリットはありますが、あくまで”ゆるやかに”つながっているので、加盟店同士の団結力の維持が難しい、その分本部の運営も難しい、というデメリットがあります。

日本ボランタリーチェーン協会の会員名簿を見ると、ヤマザキデイリーストアや、ギフトのシャディなどが、ボランタリーチェーンで運営されているんですね。

 

フランチャイズチェーン(FC)

 

fc

 

フランチャイズチェーンは、

独立したお店

本部と一対一で契約をして

店舗のブランド名、経営ノウハウを使用する代わりに

・本部に対してロイヤルティ (使用料)を払う

チェーン展開です。

コンビニは、このフランチャイズで展開されていることがほとんどです。(まれに直営店もある)

有名どころでは、TSUTAYAとか、ブックオフなんかもフランチャイズ展開を行なっています。

あとは、お弁当とか、飲食店(カレーのCoCo壱番屋とか)にも、フランチャイズ展開をしているところは多いですよ。

 

フランチャイズチェーンでは、本部のことを フランチャイザー といい、加盟店のことをフランチャイジー といいます。

 

フランチャイズ展開にも、メリットとデメリットがありますので、まとめてみました。

本部(フランチャイザー) 加盟店(フランチャイジー)
メリット ・自分の資本を使わずに、急速に多店舗展開ができる

・ロイヤルティ収入がある

・経営ノウハウを使うことができ、ビジネスのリスクが少ない

・ある程度の独立性がある

デメリット ・加盟店をコントロールできない

・加盟店が本部頼みになる

・ロイヤルティの支払い

・店ごとの創意工夫がしにくい

 

レギュラーチェーン

 

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レギュラーチェーンは、一つの会社が直営店をどんどん出していくやり方です。

特に、11店舗以上展開している場合を、チェーンストアといいます。

 

同じようなお店をたくさん出すので、管理費を抑えることができます。

お店では標準化された仕事(マニュアル化された)をして、販売の仕事に集中します。

 

メリットは、管理費を抑えることが出来ること。

デメリットとしては、お店でマニュアル通りの対応しかできなくなってしまうとか、全国的に同じやり方だとその地域の特性に合わなくなるなど、消費者の満足を損なう可能性があることです。

なので、全国展開のチェーンストアでは、地域ごとに管理を分けていることが多いです。

 

 

3種類のチェーン展開の違いを頭に入れておきましょうね。

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今回のまとめ

 

・チェーン展開には、ボランタリーチェーン、フランチャイズチェーン、レギュラーチェーンの3種類があります。

・ボランタリーチェーンとは、独立したお店が自主的に集まったチェーンです。

・フランチャイズチェーンは、本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)が契約をして、店舗ブランド名と経営ノウハウを加盟店が利用する代わりに、本部にロイヤルティを払う、チェーン方式です。

・レギュラーチェーンは、一つの会社が直営店をたくさん出すチェーン方式です。

・レギュラーチェーンで、11店舗以上展開していることを、チェーンストアといいます。

 

本日は、ロックミュージシャンSOGYUがお届けしました。 シェゲナベイベー!

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ABOUTこの記事をかいた人

昭和48年広島県生まれ。現在も広島に住んでいます。 趣味は音楽鑑賞(邦楽、洋楽問わず、クラシック、童謡も)、マンガです。エクセルを効率的に使う方法を紹介して、あなたのお役に立ちたいと思っています。