私と骨折と暴走族と~みんな違ってみんないい?

皆さんは、交通事故で入院したことはありますか?

って、ない人がほとんどですよね^^

 

僕は高校1年生の時に車にひかれて、2か月間、入院しました。

なかなか珍しい体験なので、ブログに書いてみます。交通事故で入院するって、結構カオスなんですよ・・・

 

交通事故当日

 

あれは7月10日頃、翌日から1学期の期末試験が始まるころでした。

期末試験といっても、僕は中高一貫校で、中学の時から勉強しないクセがついていたので、勉強せずに前日の夜3時過ぎまで小説を読んでいたのが運の尽き。

翌朝は寝ぼけた感じで自転車で通学していて、信号のないところを横断しようとして、車にひかれてしまいました。いわゆる飛び出しというヤツです。

 

ひかれた瞬間は、火花が散っていきなり目の前が真っ暗になる感じでした。気がついたら、道路の上に横たわっていて、痛いという感覚は全くなくて、ぼんやりした感じです。

立ち上がろうと思ったら、足がグニャっとして「あれっ?立てない」と思って、しばらく道路に転がっていたら、救急車が来てくれました。

救急車の中で、自分の名前と連絡先を答えたところまでは覚えていますが、そこから気がついたらもう夕方5時頃、病院のベッドの上でした。

 

足に重りをつける

起きてしばらくすると医者がやってきて、「足の筋肉が収縮しているので、しばらく筋肉を伸ばさないといけない」とのこと。

1週間近く、足の先に重りを吊るしておいて、寝たきりの状態になるということでした。

それはまぁ仕方がないとして、びっくりしたのが、ドリルを取り出して足のカカトに穴をあけて、そこに芯を通して重りを吊るすということです。

洗面器の上に足を投げ出して、ドリルでバババッ!と穴があくところを見たのは、ちょっとひきましたね~

 

ラーメンおじさん

で、そこから約1週間寝たきりだったのですが、病室が6人部屋で、入口の一番近くのベッドでした。

ひき逃げだったので相手の保険もなく、一番安い部屋で過ごす必要があったのです。(自分自身の保険には入っていたので、入院費はなんとか出ましたけど)

 

・・・で、奥の方のベッドの人が、夜な夜なカップラーメンを買いに病室を出ていくのです。

この40歳ぐらいのおじさんが、なんだかフラフラしていて、毎回出入りする際に僕のベッドに当たるのです。そうすると、カカトにつけている重りが揺れて、メチャクチャ痛いのです!

 

寝ていても飛び起きるぐらいの痛さで、病室の奥からずるずるラーメンをすする音を聞いていました・・・

 

手術後

 

手術は足の骨の中にステンレスの棒を入れる手術で、半身麻酔でした。

腰から下はカーテンがひかれていましたが、その先でお医者さんがハンマーでカンカン、骨の中に棒を入れています。音が聞こえるのも「なんだかなぁ」という感じです。

最初のうちはガマンできる痛さだったのですが、途中からハンマーを叩くごとにムチャクチャ痛くなってきて、たまらず全身麻酔にしてもらいました・・・

 

手術も終わって2~3日経つと元気になってきて、体を起こせるようになってきました。

で、隣のベッドの人(仮にAさんとしておきます)と話をしていると、暴走族とのこと。年齢は僕より一歳上で、高校には通っていないとのこと。文字通り暴走していて、信号無視で突っ込んだところ、事故にあったようです。

でも6人部屋で、年齢が近い人がAさんしかいないので、最初の1週間ぐらいは仲良くやっていました。

 

先生のお見舞い

1週間ぐらいすると、高校の担任の先生がお見舞いに来てくれて、あれこれ話をしていました。

すると隣のベッドから「ワシは先公はキライなんじゃ!!かかってこいや!!」という叫び声が聞こえてきて、さかんに威嚇してきます。

(Aさん、まだ寝たきりなんですけどね^^)

今から思うと、よほど先生と何か苦い経験があったんだろうな、と思いますが、もう何があったのか意味がよく分かりません。

僕の担任の先生も、中高一貫校であまり不良慣れしていないということもあり、ビックリして帰っていきました。

5年前ぐらいにその先生に会ったら、今でもあの時のことははっきりと覚えているとのことです。

その頃から、Aさんが少しずつおかしくなってきます。

 

悪行三昧

まぁ本当、今から思うとAさんも大変だったと思うのです。

信号無視で突っ込んで、9:1ぐらいで自分の方が悪いんだから、当然そんなに慰謝料も出ず、保険にも入ってないのでお金もなく、お見舞いにくるお母さんとの話もこちらに聞こえてきて、お金の話ばっかりです。

早く退院できるようにって言っても、頭と腰と足と3か所複雑骨折をしているので、そんなにすぐは良くなりません。

 

とはいえ、Aさんが松葉杖で歩けるようになってからが大変でした。

 

当時僕も高校生なので、友達がお見舞いと称して、エロ本を持ってきてくれていました。

(40代の人には懐かしい、ちょっと小型のダンクとか、スーパー写真塾とかいうヤツです)

看護婦さんに見られると恥ずかしいので、普段はエロ本をベッドの下に隠しておいたのです。

 

 

しばらくすると、トイレに行って帰ってきたら、エロ本がベッドの上に広げられているようになりました((+_+))

こんなことをするのはAさんしか思い当たりませんが、おちおちトイレにも行けません!

入院中のわずかな楽しみであるエロ本も、泣く泣くゴミ箱行きとなってしまいました。

 

まぁそれだけなら良いのですが、どんどんエスカレートしてきて、夜中に起こしにくるのは本当、参りましたね~

寝ていたらベッドを揺らすようになってきて、起きたら枕元に拳を固めたAさんが「かかってこいや」と、顔をのぞいているのです。メチャ怖い。

 

Aさんはガタイも良くて、普通にケンカしたら絶対に勝てないと思いますが、僕の方が数倍動けたのです!

あちらが時速1キロでしか歩けないとしたら、こちらは時速3キロ出そうと思えば出せるのです。

ホンマ、よっぽどやってやろうかと何回か思いましたが、まぁでもケンカ慣れしてないのでそんなことは出来ませんでした。ケンカというのは先手必勝です。完全に僕の負けです。

 

看護婦さんに言って病室を変えてもらおうかと思いましたが、でもそれも負けのような気がして、地獄のような残り一か月を過ごしました。

今から思うと無駄な努力という気がしますが、若いときは意地を張ってしまうもんなんですよね。

 

最後に

 

僕の方が先に退院をして、退院した時は本当、嬉しかったです。

 

いやぁ~交通事故の入院って、本当にカオスですねぇ。

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!

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ABOUTこの記事をかいた人

昭和48年広島県生まれ。現在も広島に住んでいます。 趣味は音楽鑑賞(邦楽、洋楽問わず、クラシック、童謡も)、マンガです。エクセルを効率的に使う方法を紹介して、あなたのお役に立ちたいと思っています。