「ブラック企業に入ったかも」と思った方へ:一つの判断材料

こんにちは、吉井良平です。

 

人間の見方に、性善説と性悪説とがありますよね。

僕はどちらかというと性善説で、人間は生まれながらに良い心を持っていると信じたい、どんな人も良い人だと信じたい気持ちがあります。

 

ですが、世の中にはそうも言ってられないこともあります。

 

「ブラック企業」という言葉を聞くと、その企業の経営者や上層部の人を悪い人のように思いがちです。

当然、その中には人間を機械と一緒、使い捨てのように考えている、どうしようもない真っ黒な経営者もいるでしょう。

 

でも、ブラック企業の中でも良い人はたくさんいるはずです。

なぜ良い人が、ブラック企業を支えることになるのか・・・は、難しい問題ですが、原因の一つに「単に仕事のやり方が整理されていないだけ、結果としてブラックになっている」という場合も結構あると感じています。

 

今回は、働いている会社が「もしかしてブラックかも」と思っている方に対して、「仕事のやり方が整理されているか」という点に着目して、ブラック企業かどうか判断する方法を書いてみました。

ブラック企業に関しては、いろんな見方があると思いますが、一つの参考として読んでいただければ幸いです。

あなたの会社に業務マニュアルはありますか?

0801

 

仕事のやり方を整理するために、業務マニュアルは有効な方法です。

 

あなたの会社に業務マニュアルはありますか?

ただ、こんなのはマニュアルではありません。

 

こんなのマニュアルじゃない!

 

たまに「業務マニュアル」と称して、創業者の考え方を書いたものを配っている場合があります。

これは気持ちは分かりますが、マニュアルとは言えません。

その考え方を読んだところで、実際の仕事のやり方は分かりませんよね。

 

また、業務マニュアルがあっても、数年以上更新されていないものは、マニュアルとは言えません。

数年経てば、仕事のやり方は変わっているはずです。逆にそのマニュアル通りに仕事をすると、ミスをすることになってしまいますよね。

 

マニュアルとはこういうものです

 

マニュアルとは、「それを読むと仕事のやり方が大体分かるもの」です。

精神論ではなく、あくまで具体的なものです。

 

例えば、ある小売店で商品が届いた時の処理をマニュアル化すると、

 

  1. 商品が届く
  2. 納品書の明細と、実物が合っているか確認する
  3. 不良品が無いか確認する
  4. 商品管理システムを立ち上げる
  5. バーコードを読み取り、入庫入力する
  6. システムから販売タグを出力する
  7. 届いた商品に、タグをつけていく

 

となります。

大体、これで何をやっているかが分かりますよね?

 

作業のチェックリストがあれば、それはマニュアルの一種と言えます。上記の流れをチェックリスト化すると、下記のようになります。

 

チェックリストの例

チェックリストの例

 

まず、こういった業務マニュアルが、どのぐらいあるかを確認してください。

 

業務マニュアルがある場合

 

業務マニュアルがある程度整備されている場合は、かなり仕事が組織化されています。

 

次は、

・業務マニュアル通りに仕事が行われているか

・業務マニュアル通りに仕事をして就業時間内(は難しいにしても、常識の範囲内)に仕事が終わるかどうか

を確認してください。

 

これは、先輩社員を見ればすぐ分かります。

 

会社で成績優秀な人が、業務マニュアル通りに仕事をしていない場合は、役に立たない業務マニュアルということですよね。「業務マニュアルが無い場合」に進んでください。

 

業務マニュアル通りに仕事をして、どのぐらい残業しているか、どのぐらい残業手当がついているか、は聞けばすぐに分かるはずです。

 

業務マニュアルと勤務時間を比較して、まったく時間内に処理するのが無理な内容であれば、確信犯的なブラック企業でしょう。

また、そのマニュアルに対して異議申し立てが出来ないようであれば、あなたは仕事をする機械としか会社から思われていません。

 

あとは、働き続けるか辞めるかの判断になります。

 

業務マニュアルが無い場合

 

業務マニュアルがほとんど無い場合は、良いお知らせと悪いお知らせがあります。

 

良いお知らせ

 

良いお知らせとしては、業務効率の大幅な向上が見込めることです。

仕事が整理されていないので、業務効率化が出来る余地が大いにあります。長時間残業で苦しんでいる職場であれば、1日1時間程度の効率化は、すぐにできるはずです。

というか、絶対に数時間の効率化ができる自信があるので、もしその気になれば相談してくださいね。

コンタクトフォーム

 

悪いお知らせ

 

ブラック企業といわれる条件の一つは、人の入れ替わりが激しい、定着率が低いということですよね。

人の入れ替わりが激しいのであれば、「業務マニュアルを作って、人の入れ替わりに対応できる体制を整えよう」と考えるのは、普通の発想です。

 

その当たり前のことを行なっていないということは、よほど忙しいか、センスが無いかのどちらかです。

 

社長や上司が、「業務マニュアルの必要性には気づいているが、忙しくて作れていない」のであれば、見込みは大いにあります。

社長や上司が、「業務マニュアルの必要性に気づいていない、マニュアルなんて必要ない」と考えている場合は、はっきり言ってその会社は永久にブラックであり続けます。

 

マニュアルに対する上司の考え方を、それとなく探ってみて下さいね。

「マニュアル」と聞くと拒否反応を示す人もいるので、「よくこの部分間違うんですよね。チェックリストがあった方が良いと思うんですけど。」というような話し方が良いと思います。

そこで、「そんなもの必要ない」と言われるか、「じゃあ作ってみたら」と言われるかで、上司の考え方が分かります。

 

「そんなもの必要ない」と言われた場合は、あとは仕事を続けるか辞めるかの判断になります。

 

自分なりのマニュアルを作りましょう

 

業務マニュアルが無い場合、あっても使い物にならない場合は、自分なりのマニュアルを作っていきましょう。

とは言っても、最初はどうやって作ったら良いのか、分かりませんよね。

 

マニュアルの書き方は、ググってみればいくつかやり方が出てきますが、僕個人の意見としてはあまり難しく考えないように、いきなり訳も分からず作り始めることをおススメします。

まずは手を動かす、Just do it!です。

 

書き方のコツは、できるだけ具体的に書くことです。自分がやったことを、そのまま書けば大丈夫です。やや具体的な日記レベルでも大丈夫です。

 

会社の秘密事項に関わる部分を隠して、家族や友人に見せると、ブラックと思うかどうかの判断材料の一つにもなります。

もし体調を壊して裁判沙汰になったとしても、この記録が役に立つという別の効果もあります。

 

長時間残業しているのに、マニュアルなんて作る時間が無い!と思う方もいるかもしれません。

が、マニュアルが無いということは、上司や先輩から指示が無くて放置されている時間も相当あるはずです。また、○○が揃わないと次の仕事に取り掛かれない、という手待ち時間も相当あるはずです。

1日10分でも良いので、自分なりのマニュアル作りの時間に充ててみて下さい。

1ヶ月すれば、それなりのものが出来上がっているはずです。

 

次に入れ替わりで入ってくる社員には、このマニュアルを利用して教育していきましょう。そして、修正点があれば、そのマニュアルを手直ししていきましょう。

そうすれば、少しずつでも働く環境が良くなっていくはずです。

 

まとめ

 

最後はちょっと理想論のようになりましたが、かなり確実に効果が出る方法なので、お伝えしました。

自分なりに作った業務マニュアルは、フローチャートにしてみるとさらに頭が整理されます。

参考までに、今回の記事のまとめを、フローチャートで書いてみますね。

(フローチャートの作り方も記事にしましたので、見てみて下さい! → 業務フローの作り方

 

ブラック企業か?

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

昭和48年広島県生まれ。現在も広島に住んでいます。 趣味は音楽鑑賞(邦楽、洋楽問わず、クラシック、童謡も)、マンガです。エクセルを効率的に使う方法を紹介して、あなたのお役に立ちたいと思っています。